親として何ができるだろう?我が子のために生み出した学びの形が、今、多くの親と子を救っている。

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2016年の7月に行われたオヤノミカタ交流会&オヤノミカタ展示会にも参加されていた(株)キャニオン・マインドさん。オンライン家庭教師というちょっと変わった事業を展開されているのですが、なんでもこの事業が様々な広がりをみせて、今では海を越えて海外のこどもと親の役にも立っているという話を聞きました。どんな想いでどんなことをされているのか、取締役の西岡真由美さんとマネージャーの山本真由美さんに話を伺ってみることにしました。

右が西岡さん、左が山本さん(ひらめきをつかさどる妖精「えいぽっち」と♪)

 

突然の難病。親として何ができるのか、試行錯誤の日々。

西岡さん:「AID net(エイドネット)という、オンライン家庭教師サービスを運営しています。インターネットを利用し、場所と時間に縛られず、自分が選んだ先生に勉強を見てもらえるというサービスです。そもそも、なぜこの事業を始めようと思ったかというと、私には3人の息子がいるのですが、息子がまだ十代半ばで難病指定されている潰瘍性大腸炎という病気になってしまったんです。楽しく通っていた中学や高校に行けない…そんな日々が続きました。息子は本当に辛い思いをしたと思います。我が子に一体何をしてあげられるだろう。30年前からペスタロッチ学院という学習塾を開いていた主人((株)キャニオン・マインド代表取締役)に、学校や塾じゃなくても勉強できる環境がつくれないか相談しました。」

 

「当時すでに、画面越しに相手の顔を見ながら話すことのできるシステムはいろいろ普及していましたので、それを使ってマンツーマンレッスンができないかと考えました。しかし、大きな壁が立ちはだかります。相手の顔は見えても、肝心の手元が見えないんです。望ましいのは、画面越しに双方の顔と手元が見えて、それらの拡大縮小がストレスなく行えるような環境。どうすればそんな環境が実現できるか?頭を悩ました末に思いついたのが、ノートカメラを使うというアイデアでした。パソコンのカメラ(Webカメラ)とノートカメラの両方を使えば、理想的な学びの環境がつくれるのではないかと。」

Wカメラシステム

 

山本さん:「この「ノートカメラ」と通常の「Webカメラ」を併用することで、パソコンの画面上に相手の顔と手元が映っている状態となります。こうすることで、問題を解いている時どこでつまづいているのか、先生が明確に把握することができますし、受講者側も先生のノートを見ることができるので理解を深めながら勉強を進めることができるんです。」

私も体験してみました!これならリアルなレッスンが受けられそう!

 

「我が子のため」が今では「多くのこどものため」に…。

「最初は我が子のために始めたものだったんですが、予想外に周りからの反響がすごくあって驚きました。そこで気付いたんです。世の中には、元気に学校や塾へ通うこどももいれば、体や心の病気で通えないこども、離島や海外生活などで必要とする教育が十分に受けられず不安に思っているこどもがいる、と。また、そのこどもの数だけ、心配に思っている親もいるはずだ、と。学びたいと思うすべての人に、どこにいても受けられる、本物の教育を提供したい…それが私たちの願いとなったんです。」

 

自分のこどものために新たな学びの環境を生み出すなんて、親の愛はすごいなぁ、と話を聞きながら感動してしまった私。

 

入院中のお子さん、部活や習い事で忙しい学生さん、また、今では海外在住の日本人親子の利用も多いそうです。

 

私自身、父の仕事の関係で中学1年生から高校2年生まで海外生活を送っていたため、帰国前も帰国後も日本の勉強についていけるか不安はずっとありました。

 

親になった今では、こどもの日頃の勉強のことや受験のことで悩むことがこれから出てきそう。小学3年生の息子はまだそこまで深刻ではないものの、きっと彼も勉強や受験の壁にぶつかる時がくると思います。

 

私だけでなく、勉強に関する親としての不安を皆さんお持ちだと思います。西岡さんが、そういった親たちの不安を軽くしてくれているんだと思うと、なんだか私もひとりの親として嬉しくなりました。

 

そして、思いがけず実現したのが、手話でのレッスンなんだとか。相手の表情や身振りを見ながらレッスンできるAID netが聴覚障がいのある社会人や学生の目に留まり、彼らが先生となり手話で聴覚障がいのあるこどもにレッスンを行う、という新たな広がりをみせているそう。

 

以前は京都から船で九州へ行き、聴覚障がいのこどもに勉強を教えていた聴覚障がいの先生や、遠出が難しかった車いすの先生が、AID netを使うことで教えるのがラクになった、というエピソードもあるんだとか。身体障がいがある方への就労支援にも繋がり、このシステムの必要性を開発当初よりも強く感じているそうです。

 

「教える人、教わる人 どこにいても、どの人も 光が射しますように。」

 

そんな理念に基づいた新たな光が、どんどん広がっていくのを感じました。

 

親とこどもの気持ちになって…がすべての設定基準。

西岡さん:「オンラインレッスンという新たな教育の形を実現するにあたり、大切にしたかったこと、それは親身になって親と子の気持ちに寄り添いたい、ということでした。勉強面は先生でカバーできても、進路や勉強に対する不安までカバーするにはどうしたらいいか…。そこで教育コーチという先生とはまた別の選任スタッフを付けることにしたんです。学習の進め方や進路指導、受験の方法など、専門の知識を持ったアドバイザー的存在です。」

 

山本さん:「例えば、合格に向けて塾のようにカリキュラムにそって勉強をトータルでサポートすることもできますし、学校や塾で分からない箇所や苦手な内容をピンポイントで指導することもできます。お子さんにも親御さんにも安心して頂けるよう、教育コーチがそれぞれに合ったオーダーメイドのレッスンを提案します。先生には言いにくいことなどなんでも気軽に話して頂ければと思っています。」

 

また、急なこどもの体調や心の変化にも対応できるよう「10分前までキャンセル無料」というのも驚き。まさに、西岡さん自身が3人のこどもを持つ親だからこその視点だと思います。こういった内容が、多くの親たちの支持を受けている要因なんだと思います。

夜でも自宅でレッスンできるので親も安心

 

どんなこどもにも言えること、それは「学ぶことで人生がより豊かになる」ということではないでしょうか。将来の夢にむかって、なりたい自分になれるように努力(勉強)することは尊いことだと思います。

 

どんな状況の人でも、どんな環境にいる人でも、そのひたむきな行為を真摯に受け止め全力でサポートしてくれる。西岡さんはそんな存在なのかな、と思いました。

 

「私たちは勉強を強要するのではなく、一人ひとりの気持ちに寄り添ったカタチで自由に学べる環境を整えたいと思っています。」

 

最後にそうおっしゃった西岡さんの親としての想いがとてもあたたかくて、ありがたくて、心強く思いました。

 

インターネットで始まる新しい習い事スタイル。

そして今、このシステムを活用した新たな事業が始動したところなんだとか。それは、どんな人にも、どこにいても、教養が身に付くオンラインカルチャースクール『AID TOWER(エイドタワー)』。実はその中の『色彩心理&アートセラピー講座』というレッスンを一足先に体験させて頂いたので、また次回ご紹介したいと思います。色を日常生活に取り入れることでどんな心の変化が期待できるのか、色がもつ心理効果はいかに!? お楽しみに!!

 

 

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