【きむ×LICO対談・後編】愛してあげて。こどもも、パートナーも、あなた自身のことも。

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2017年10月に開催された「オヤノミカタフェスタ」の第2部イベント・トークライブ『僕が、私が、エールを送り続ける理由』の【後編】です。
◎前編:伝えたいことを伝える。ポストカードも、ブログも、始まりは同じだった。

【ゲスト】
きむ(木村行伸)氏:詩人・いろは出版株式会社代表
LICO 氏:70万人が共感したアメーバオフィシャルブロガー

【進行役】
松井:オヤノミカタ代表


パートナーとの付き合い方は? 「言いたいこと」は目の前の距離で「伝える」…その大切さ

松井:LICOさんは旦那さんと子育ての話はよくしますか?

LICO:します。以前の主人の仕事は激務で、夜に顔を合わすことなく次の日の朝を迎えることがほとんどでした。でも京都に引っ越してきてからは、衣食住を基本に、人間らしい生活を大切にしていこうという思いが強くなりました。今は夫婦の時間も増えたし、たとえ時間が短くてもその時間を大切にしようという意識が生まれています。

松井:旦那さんとの関係性が変わってきたと。

LICO:そう、以前は怒りをぶつける暇もなくて、溜めて大爆発を起こしていました。今は、あれ?と思ったら溜め込まずに話すようにしています。

松井:その場で素直に言うんですね。

LICO:でも素直になれないときも、もちろんあって。でも気持ちが同じ方向に向いてると、お互い分かっていれば、それだけで安心できます。

松井:きむさんは普段どういう生活スタイルなんでしょう?

きむ:社長なんで自由です(笑)休みと仕事の区別が、あまりないですね。

松井:そうなんですね。家族との関わり方はいかがですか?

きむ:どうなのかなあ。子育ても家事もしないし…家でも仕事のこと考えていたりしますね。でも、妻が素晴らしいのでもめたことないですよ(笑)だからものすごく感謝してます。

松井:その感謝は、やっぱりちゃんと伝えたりしているんですか?

きむ:どうかな…どう?(会場にいらっしゃった奥様に問いかけるきむさん)

→(奥様)「ちゃんと伝えてくれています!」

伝えられてるみたいです(笑)

松井:感情を出すことに慣れていらっしゃるんですね。私は、「言わずとも、分かってるよね」と思って伝えられていないです。照れもあって…。

きむ:手紙でも何でもいいんで、伝えてあげてください。僕は帰ったらまず、順番に子どもたちの寝顔を見に行って「愛してるよ」って言います。上のお兄ちゃんなんか、寝たふりしたりしてますが、それに気づいていても「愛してるよ」って言います。もちろん奥さんに対しても。
僕は、感情を表現するほうみたいですね。

松井:それ大切ですね。

きむ:伝えること大切ですね。家事も子育てもしない僕、感謝しかできないですし。

言葉かけ「伝えかた」可能性とともに変化する、そのカタチ

松井:以前あるイベントで、LICOさんが、お一人お一人に心のこもった声かけをされているのを拝見したのですが、それはどんな思いからされているんですか?

LICO:「今この人はどんな言葉かけをされたら嬉しいかな」とか、「もし自分だったら、こんな時どんな言葉をかけられたら嬉しいかな」とか、そんな事を考えて言葉かけをしています。
と言っても、これは瞬間的に考えている事なので、無意識に近いと思います。
言葉を受け取ってもらった時は、生きている毎日が誰かのお役に立っているのを肌で感じて、単純に嬉しいし、感謝の気持ちが自然と湧いてきます。だから、その感謝の気持ちを、皆さんに伝えていきたいと思っています。

きむ:確かにみんなに肯定してもらってる、受け止めてもらってるような気がしますね。

松井:ご自身も、元気をもらっているような感じですか?

きむ:励ましてもらっている感じですね。

LICO:でも子育て中に、完全なる自由な時間を作るのは難しく、直接会って話したり、読者から届いたコメントに返したりできないのが悔しいですね。なのでこれからは、できる限り、イベント等に参加して、皆さんと触れ合える時間と場所を作っていきたいと思っています。

松井:きむさんは、今後どのような活動を考えていらっしゃいますか?

きむ:とにかく楽しいことやっていきたいなって。楽しかったらええやんって。
これまでは会社作りを夢中でやってきて、現在は、リーダーとなる社員が育ってきたので、会社の方は少しずつ社員に任せて、自分は人前に出て話すというような活動を、また始めて行くのもいいかな、と思ってます。

伝えたい、伝えるべきは、日常の「ふと…」に動かされる感情

松井:きむさんと話していると、「愛」という言葉がよく出てきますが、きむさんにとって「愛」とは何ですか?

きむ:溢れてくるものなんじゃないかなって思います。

松井:自分の中から溢れてくるもの…だから、人に与えたくなる、という感じですか?

きむ:そんな深く考えてないです(笑)

松井:そうなんですね。言葉を紡ぎ出すことに対しても、あまり深くは考えてないという感じですか?

きむ:そうですね、考えてもかけないので。なんせ国語の成績、1なんで(笑)。考えずに、ふと思いつくもの…みたいな感じですね。書きながら「ああ僕こう思てんねや」って気づくんです。手が勝手に書くような感じで。

松井:そうなんですね! LICOさんが文章を書く時ってどんな感じなんですか?

LICO:きむさんの感覚はよく分かります。誰かの「景色」というか「瞬間」を見た時に、ふと思うものがあって、これを表すものって何だろうって…。その時に、自分の中にある言葉を引っ張り出してくるというような感じです。心の中に浮かび上がったものを言葉にすると、こういう表現になるんだろうな…という感じで書きます。
私は国語、1ではなかったけど(笑)作文とかは楽しみながら書けるタイプでした。

松井:ブログを書くようになってから、特にされていることは何かありますか?

LICO:日々考えながら生活を送っています。仕事とプライベートは、別のものではないと思っていて。だから日常の中の、家族の言葉とか反応とか、忘れないように書き留めたりしています。

きむ:日常の中で、ふとした瞬間に生まれた自分の感情を表現するって、すごく大事だと思います。子どもにとっても。「思いを人に伝える」「自分の考えを表現する」そうやって「伝える」という事を癖付かせる方が、人とのコミュニケーション能力が上がってきたり、自分自身のことをよく知れたりするのだと思います。
だから日頃から、自分の感情を言葉でも絵でも何でも良いので、表現するといいと思います。

松井:先ほどもありましたが、感情を小出しにして伝える…に通ずるものがあるのかなと思いました。

LICO:その時の「熱量」があって、時間が経つと、その熱は覚めてしまう…そうすると、その時の思いは、書けないんですよ。その時の感情を呼び起こそうと思っても、あの瞬間のこみ上げる思いは、なかなか蘇ってこないので、なるべくその思いが湧いてきた瞬間に書くようにしています。なので主人との会話に関しても、その時の思いをその時に伝えるようにしています。
ただ、間を空けた方がいいときもあるので…両方ですね。今冷静になれていないな、素直になれていないな、と自分で気がついたらすぐに引きます。今日可愛くないな自分…て(笑)

松井:感情的になっている時って冷静に自分を見れなくないですか?

LICO:はい、これまで数々の失敗をしてきましたよ。わざと相手が嫌がることを言っちゃったりとか。こう言われたら嫌だろうなということをわざと言ったりとか。でもそれをして、良いことが全然なかったですね。だから、本当に言葉って大切だなって思います。
思ってないことは言っちゃいけないし、思ったことは言わなきゃいけないと。

松井:それってパートナーに対してだけじゃなくて、こどもに対しても言えることですね。

LICO:そうですね。基本的に人間関係はみんな同じだと思います。

きむさんから、LICOさんへ。サプライズメッセージ

きむ:あ!そうそう!僕、今日LICOちゃんに詩を書いてきたんです。今朝ふと思い立って、LICOちゃんを思って書きました。

松井:披露していただいてもよろしいでしょうか。

LICOちゃんへ
あなたの信じる心が、今日を照らす明日を照らす。あなたの信じる愛が、幸せ咲かす、笑顔を咲かす、あなたの信じるままに、良き出会いを育てる毎日を
きむ

LICO:ありがとうございます。
やっぱり落ち込むこともあるんですよね。でもやっぱり、自分が信じていることを伝えていきたいと、今まさに思っていることを、そのまま聞かされたような感じがしました。本当に嬉しいです。ありがとうございます(涙)。

きむ:LICOちゃんほんまに、自分のお子さんに愛を注いで育てていらっしゃる事、それがすごく伝わってきて…。
LICOちゃんのブログとか、いろんな発信は、LICOちゃんが子育てをする中での、「愛のおすそ分け」みたいなものなんじゃないかって。LICOちゃんには「愛」っていう言葉が、一番似合うなって思って、送らさせてもらいました。

僕が、私が、エールを送り続ける理由。

松井:では最後に一言ずつメッセージをお願いします。

きむ:今LICOちゃんに「愛」と言う言葉を送ったように、やっぱり「愛」が大事やなって思います。僕は破天荒な子どもやったんですが、親はいつも温かく見守ってくれて、あんまり否定しなかったんですよね。愛して育ててもらったなって。だから今も、愛することだけは大事にしてます。僕、外では「夢に向かって生きよう!」って言ってますが、家庭では「夢」とか言わずに、ただ「愛してるよ」って言ってます。妻にも子どもにも。
子どもって、心に『愛のタンク』みたいなものがあると思うんです。愛されていたら、子どもは自然とそのタンクの愛を使って、元気に走り回って、自然と夢を見つけたりすると思ってるので。これからも家では、愛を育てて行きたいですね。あ、そういえば…会社でも「愛」やな。

どこでも、愛ですわ(笑)

「愛」があれば毎日楽しくなるし、みんなが同じように持っているものやと思うので、これからもその愛を大事にして、楽しい毎日を送って行ってください。僕も頑張りますので。
今日はありがとうございました。

LICO:今日はみなさんにお会いできて本当に嬉しかったです。私がブログを書いている本当の目的というか、意味ははっきりしています。それは、「子どもは、とにかくお母さんが大好きなんだ」ってことと、「みんなそこにいるだけでいいんだよ」っていうこと。
それをみんなに知ってほしいし、その気持ちになった、お父さんお母さんが、その気持ちで子ども達に接した時に、子ども達が笑顔になってくれたらいいなと思っています。
初めは、自分の発信に自信を持てない時期がありました。でも今は本当に自分が生きてきた足跡は全て、なるべくしてなったことだったんだと思っています。
その中での、人と人との出会いに本当に感謝していますし、「必ず1人じゃない」ということは、子どもに対しても、大人に対しても、伝えて行きたいと思っています。

そして自分の中で、何か苦しかったり、落ち込むようなことがあった時に、その自分のことも愛してあげてほしいなと思います。自分をありのまま愛することが、周りを愛することにつながっていくと思うので、まずは家族から目の前にいる子どもから、手をつないで抱きしめて愛を伝えてあげてほしいなと思います。
それがゆくゆくは世界平和に繋がると思っているので、まずは自分の両手が届く範囲の人を、抱きしめてあげてほしいなと思います。

きむ:お母さんて本当にすごいですよね。子どもを愛するがゆえにできてないことの方が多いと感じてしまっている人が多いけど、絶対にできていることの方が多いので、ちゃんとできていることも、数えてあげて、自分を愛して肯定してあげてほしいと思います。で、お父さんは、特にお母さんを応援して、一緒に子育てすることが大事やと思います。
世界平和っておっしゃいましたけど、幸せな家族がいっぱいあれば、世界が平和になっていくと思うので、みんなでいい家族を作って、世界を平和にしていきましょう(笑)

LICO:壮大ですね(笑)

松井:本当に(笑)今日はお二人とも、本当にありがとうございました。


以上、オヤノミカタ特別トークライブ「僕が、私が、エールを送り続ける理由」をお届けしました。

会場はこの後、お二人との握手会・サイン会へと移行しました。
しかも、ポストカード集やメッセージカードなど、参加者へのプレゼントつきでした。

お二人の人柄や言葉たちは、参加者の心にまっすぐ届いたようです。

また後日、お二人と参加者との質疑応答の様子もご紹介します。
どうぞお楽しみに。