【きむ×LICO相談室vol.1】こどもにイライラして自己嫌悪。どうしたら余裕が持てる?

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2017年10月に開催されたオヤノミカタフェスタのトークライブでは、「悩みや質問にきむさんとLICOさんがお答えする」という時間がありました。

何気ない時間でしたが、「気持ちが軽くなった」「すごく参考になった」という声をお聞きしたので、詳しくご紹介したいと思います。


質問1「こどもにイライラあたって自己嫌悪です・・・」

松井:事前に申し込みフォームから頂いた、皆様からのお悩みや、質問に対して、お二人にお答えいただきたいと思います。

中でも多かったのが、「自分がイライラして子どもに当たってしまう。なかなか冷静なれなくて、自己嫌悪になってしまう」という悩みでした。
そんな方々に対して何かメッセージをお願いします。

寝顔に「ごめんね」を言いたくなる。でも、こどもには聞こえていない。

LICO:まさに私もそんな時間を積み重ねてきた人間なのでその瞬間の気持ち、よく分かります。その当時、私が意識していたのが、「やってしまった…傷つけちゃった」そう思った時には、それをそのまま子どもに伝えるようにしていました。

寝顔を見て「ごめんね」と言うお母さんが多いですが、寝顔に言っても子どもには聞こえてないんです。子どもには届いていないお母さんの思いって、たくさんあるんじゃないかなって思うんです。

子どもって、寝て起きるとスッキリして、けろっと元気に走り回っていることが多いですが、私自身はずっと、「嫌な怒り方しちゃったな」って、引きずっていることが多くて…。
そんな時は子どもがけろっとした後でも、私は伝えていました。

「寝る前のことだけど、あんな風に言ってごめんね」

すると、子どもの方がずっと、心が広くて。

「え?わかってるよ」

って(笑)。

本当に子どもってすごいなって。自分のダメなところを「それでいいよ」って言ってくれるんですよね。それが、子育てをしていく中で、私自身が救われている部分です。思い出すと涙が出るくらい。
本当に子どもに助けられて子育てしてるなって思います。

自分の「怒りのクセ」を知る。するとちょっとは、ラクになるかも。

LICO:ただ、イライラしてしまう、怒ってしまうというのは、それぞれの怒りの癖だったりとか、その方の生まれ育ってきた環境だったりとか、いろんなことが重なって、怒りとしてできてると思うんですよね。
「これをしたら怒らなくなりますよ」というのがないからこそ、みんな悩んでいるのだと思うのです。

でも「怒る」って、喜怒哀楽の中の一つであるように、人にとってすごく大事な感情の一つだと思うんですよね。だから怒ってしまうことが悪いことじゃないと私は思っています。ただそれをどう伝えるか、だと思うんです。

怒りをぶつけてお互いが傷ついてしまう方法は、良くない。でも本当に自分が怒っていた矛先は何なのか…もしかしたらパパと喧嘩したことで子どもにイライラをぶつけてしまったのかもしれない。その場合はパパと話し合いをして胸の中のわだかまりを消してほしいし、寝不足なら夜寝れるように、少しパパに子どもを見てもらったりして寝てほしい。

「怒り」に対する解決策はその人によってあると思います。なので、自分が怒ってしまうパターンだったり癖を知ることは大切だなって思います。解決できずに、繰り返してしまうことが自己嫌悪につながってしまうと思うので、自分はどんな時に怒りやすいのか、イライラしやすいのか、客観的に知っておくだけでも、事前に気付けたりします。

私も泣いてた時期がある。たまには、「自分を大事にする時間」を。

LICO:私は、子育てをしていく中で少しずつ、それができるようになってきました。現在、7歳5歳3歳の子どもがいまして、7歳と5歳の子、2人でお風呂に入れるようになったんです。で、7歳の子が5歳の子の頭を洗ってくれるようになって、その間に私はネットで無料漫画を読んだり、台所でミルクティーを飲んだり…。自分がイライラする環境から少し離して、ちょっと自分を楽しませたり大事にする時間を、持つようにしています。そうすると、頭を洗い終えたくらいに、「お待たせ〜!」って一緒に楽しくお風呂に入れたりするんです。
気持ちの切り替えが上手になってきたなと思っています。

松井:昔はできなかったんですか?

LICO:できなかったです。よく泣いてました。「何でこんなこんなこと言っちゃったのかな」「本当は、こんな声かけしたいのにな」って、とにかく自己嫌悪。子育てをする中でぶち当たる毎日の細かな事すべてが教科書通りにいかない…そんなことばかりで。それに関しては自分に腹が立って涙が出ることが多かったですね。

松井:今、同じように悩んでいる人に一言声をかけるとしたら、何て声をかけますか?

LICO:本当に子どもの成長ってあっという間で、すぐに手が離れてしまう。子どもが小さい時は、忙しくて毎日がてんやわんやで…その時期の記憶はほとんどない。でも振り返ってみたら、すごく短い時間だったなって思うんですよね。

だから、目の前のことでイライラ怒ってしまうことがあったとしても、必ず終わりがきます。それをまず知っててほしい。私はこの7年間、1日も朝まで熟睡できたことはないのですが、この時間も、私が40才、50才になったら「もうあの時間は過ごせないんだな」って、きっと振り返ってそう思う。それはもう分かっている事なので、今を大事にしないといけないと思える。だから今、目の前にいる子にまずは「ありがとう」を伝えようって強く思っています。

松井:あるイベントで、LICOさんが、参加者の方の子育ての悩みに対して、かけていた言葉で印象的だったのが、「今この子はそういう時期なんじゃないかな」という言葉。「今はそういう時期なんだ」って受け止めて、すぐに解決を望まないという「広さ」にびっくりしました。覚えていらっしゃいますか?

LICO:言ったんですかね?(笑)
子どもが何か問題行動を起こした時に、やっぱりその根底には、「自分を見て」っていう思いがあって、その思いを言葉で伝えられないから行動で表すのだと思います。そうじゃない場合、例えばつかみ食べとか、高いところに登りたがるとか、子どもの好奇心から起こる行動に関しては、「今この子はこれが楽しいんだろうな」「楽しいって噛み締めてるんだろうな」ってなるべく見守るようにしています。

松井:やっぱりそれも、最初は難しくても、少しずつできるようになってくるんですかね?

LICO:そうですね、最初はできなかったですね。「何でこんなことするんだろう…」って1人目の時は、分からないことだらけだったのですが、2人目、3人目になると、「ああこの子はこれが今楽しい時期なんだろうな」と受け止めることができるようになりました。子育ても、本当に慣れと経験が大切なんですよね。

今、この瞬間を愛しいと思う時期がくる。それを思い描いてみるのもひとつ。

松井:きむさんは子育てにおいて悩んでいたり、自己嫌悪になってしまう人には、どういう声がけをしますか?

きむ:悩んでいることも一生懸命やっているからやろうし、なんか素晴らしいというか…LICOさんが言っていたように、『その先を描く』って大事なんやろうなって思います。今、目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまう事があるけど、その先に、今のこの時期を愛しいと思う時期がくるという事、その先を思い描くことができたら、今この瞬間も愛しく思えるということ…すごく大事だと思いました。

松井:きむさん自身は、自己嫌悪になる事ってあるんですか?子育てに限らず。

きむ:自己嫌悪…。
基本前向いてます(笑)

松井:昔からそうだったんですか?

きむ:そうですね昔からです。
ずっと夢に向かってまっすぐ生きてきた感じでしたね。

LICO:きむさんは自己肯定がしっかりできているんだと思います。自分で自分を大事にしたり自分の考えを持ってそれをつたえたり、自分のしてることに嘘がないと言うか…。

松井:嘘をついたことありますか(笑)?

きむ:嘘ついたこと…基本嘘はつかないですね。
多少うまい具合に言うことはありますが(笑)自分の中で、嘘をつくことは無しにしようって思ってます。だから、嘘はつけないですね。

LICO:自己嫌悪に陥っていた時は、自分で自分を肯定できていなかったなって、今、お話を聞いて思ったんですよね。

私は、時間がたって、いろんなことを認めたり、許せるようになってから、自己嫌悪になることがなくなったんですよね。自分のことも、認められるようになったんだなって。自己嫌悪に陥って苦しんでいる人は、きっと自分のことを認めてあげたいんだけど、認めてあげられない。我慢している、頑張りすぎてしまっている人というか…そんな人はうまく甘えられなかったり、うまく頼れなかったり、私が1人で何とかしなきゃって思っているから、できない時に自己嫌悪になってしまうんじゃないかなって。

松井:自分で自分に期待しすぎてしまうと言うことですかね?

LICO:そうですね。きっと優しいんですよね。周りの期待を必要以上に察知して、これもやんなきゃ、あれもやんなきゃって自分で勝手に荷物増やしてしまってるのかなって思います。だから、その荷物、下ろしていいんだよ、重たかったら、周りに分けて、周りも一緒に、その荷物を運んでくれるからって。そこは素直にね。私も素直に主人に甘えられるようになってから、自己嫌悪がなくなって、自分のことを肯定できるようになったのだと思います。

きむ:僕は妻を「すごい!」って褒め続けるだけです。世界一!って。笑

松井:それ、シンプルですけど凄く大事ですね。その一言が自己肯定にもつながりますね。

ありがとうございました。では、次の質問に移ります。


初回から、かなりの盛り上がりを見せる質疑応答の時間。

今回はここまで。次回をお楽しみに。