お寺 × アート × こども│Nehan Lab.│4/22(土)

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4/22(土)、世界遺産でもある東寺で、 [ お寺 × アート × こども ] と銘打つなんともおもしろそうなイベントが開催されます。その名も ” Nehan Lab “。

盛りだくさんすぎて何から紹介すればいいか迷うのですが、うちの子どもたちがまず食いついたのは「家で眠ってるシャツにぺたぺた絵の具をぬろう!」というテント教室でした。

 

境内で思いっきり”おえかき”しよう!!

家でも思いっきりおえかきをさせてあげたいという思いはあるのですが、色んなリスクを考えて躊躇してしまうのは私だけじゃないはず。ソファや壁や机のカラフルな落書きを見て叫んだ経験は数知れず……大きな紙を渡しても、新聞紙をしいても、いったん夢中になった子どもたちはそんな枠にはとらわれてくれません。かといって、ずっと横についていられる程の余裕はなかなか持てず、

「おかあさんクレヨンだしてー」
「マジックちょうだいー」

と叫ぶ子どもたちに「ちょっと今はやめてな、ごめんな」と返すことが続いていました。こんな魅力的なイベント、参加しない手はありません!

約10mの巨大キャンバスに自由に絵を描ける「みんなで大きなエマキモノをつくろう」という夢のような企画も。めっちゃ楽しそう!汚れてもいい服で、きがえを持って行こうと思います。

 

 

広い境内を走り回るもよし、ドリンク・フードの出店もあるそうなので疲れたら木陰で涼むもよし。昼の部は子ども4人(8才・4才・3才・1才)を連れて行きたいなぁ。

 

五重の塔に見守られながら、音と光の共演を愉しむ。

大きくわけると


◯ 昼の部 テント教室(参加自由)
◯ 昼の部 体験教室(予約可)
◯ 夜の部 ライヴ(予約可)

※入場無料。一部教室・ライヴの参加には別途料金がかかります。


の3つのイベントからなるNehan Lab.。

夜の部のライヴはなんと、五重塔を背にステージが立ちます。五重の塔、国宝です。日本一高い木造建築物でもあります。千年もの間京都のシンボルとして愛され続けた五重塔を背に、


Shing02 / スティーヴ エトウ + 豊田奈千甫 / 仙石彬人


という豪華なアーティスト陣が織りなす一夜限りの音と光の共演。

 

「今ステージ音響の打合せ中で……」と案内されたのは、木々に囲まれた砂利の広場。ここで演るんですか……!東寺でライヴをすると聞いて来たものの、まさか五重塔の真ん前がステージだとは。ますます楽しみになってきました。

こちらはWAIWAI STEEL BANDのライブ会場。木漏れ日が気持ちのいい芝生の広場に、夕暮れ時、ドラム缶から生まれた楽器たちが並びます。いったいどんなステージになるのでしょうか。

今回は、Nehan Lab.を主催されているKidz Lab.の滝村さん・仙石さんにお話を伺いました。仙石さんは、夜の部はアーティストとして、昼の部では体験教室の先生も務められます。

(左から 仙石さん、滝村さん)

 

子どもにも本物の体験を。”マイファーストコンサート”

今回の取材の中で一番心に残ったのが、仙石さんの


「特に子ども向けに何か変えるということはなくて、普段僕らがやっているそのままのライヴを子どもたちにも見てもらいたい」


という言葉。


「大人が勝手に『子どもやし、これくらいでええかな』『こうしてあげた方がいいな』と加減をしてしまうことが多いけど、実際に子どもたちの前でライヴをすると、彼らの受け止める力・感じる力はすごいんです。大人でもびっくりするようなとがった音楽でもおかまいなしに盛り上がってくれるし、予想外の画材の使い方をしたり、哲学的な質問が飛んできたり、本当に楽しいです。」


確かに、私も無意識に子どもだから……と決めつけていることがあるのではないかと、考えさせられました。体験教室のタイトルを見ても、

◯ みんなでビートをつくってラップをしよう!
◯ 名画を描こう!『わたしのまんだら』

などなかなかディープな内容が並びます。

 

 

そして、Nehan Lab. の魅力の1つが、昼の教室の先生が夜はステージに立つということ。昼間教えてもらったことの先にある表現を体感することは、子どもたちにとって非常に意味のある体験だと思います。

「先生すっげー!」
「あの楽器でこんなことできるんや!!」

という感動や憧れが、子どもたちの夢の源になるかもしれません。

 

夜の部は、20才未満は入場無料(拝観料500円のみ必要)。


「若い子たちにぜひ来てほしいです。youtubeで簡単に動画を見られるけど、ライヴはやっぱり全然違うので。今しかない、この場限りの感動を知ってほしい。」

「それから、子どもが生まれてからライヴに行けなくなったという親御さんにも!そう思って、土曜日の早めに終わる時間にしたんです。」


と口々におっしゃる仙石さんと滝村さん。この「マイファーストコンサート」という取り組みは、仙石さんがフランスに行った時に、国立劇場で子どもたちや障害を持った方向けに演奏をしてほしいと頼まれたことからヒントを得たそうです。日本でも、子どもたちがアートに触れる機会を増やしていきたいというお2人の思いが込められています。

 

“Nehan”にこめられた思い

「僕なりに解釈すると、Nehanって、新しいことに出会ったり体験したりして、昨日までの自分と違う自分になることも含まれていると思うんです。その新しいことは、おいしいごはんだったり、虫だったり、音楽だったりなんでもいい。子どもの時に、色んなものに触れてほしい。そんな思いでNehan Labのイラストも描きました。」と仙石さん。

 

ちなみに仏教用語「涅槃」の意味は、

1. 煩悩の火を消して、智慧の完成した悟りの境地。一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地。仏教で理想とする、仏の悟りを得た境地。(デジタル大辞泉より)

 

自分のルーツである日本の宗教や文化のことを全然知らないことに気づき、お寺という場に興味を持ったという仙石さん。Nehan Labのテーマは、実は「お寺で1日過ごす」こと。

京都で暮らしていると、お寺は日常の風景の中に当たり前に存在します。でも、昔のように気軽にお寺を訪ね、お坊さんと会話をしたり境内で遊んだりする時間は私たちの生活からは失われてしまいました。本来は、観光スポットではなく、生活の中で人が集まる場所だったお寺。この場所でゆったりと時間を過ごし、新しい何かに出会ってほしい。Nehan Lab.はそんな思いから生まれたそうです。

毎月21日の弘法市が有名な東寺ですが、まちの人が集う場として、地域や学校の行事、子ども・青少年の活動なども受け入れているそうです。お寺が育んできた美しい建築やお庭、安心感と緊張感が入り混じるような何ともいえない独特の空気に、こういったかたちで子どもたちが触れられる機会が増えることは、一人の親として嬉しく思います。

Nehan Lab. 開催まで3週間。「まだ不安だらけです……」「あと2ヶ月ほしい!」と口々におっしゃっるお2人ですが、私もオヤノミカタ代表・松井さんもお話を伺いながらわくわくしっぱなしでした。

当日、お天気に恵まれますように!

 


Nehan Lab.
2017年4月22日(土) 10: 30 〜 21:00
http://www.nehanlab.com/

会場: 東寺・真言宗総本山 教王護国寺
〒601-8473 京都市南区九条町1番地

主催: こども芸術教室 K i d z L a b .
共催: 東寺・真言宗総本山 教王護国寺
後援: 京都府, 京都府教育委員会, 京都市教育委員会, 京都市私立幼稚園協会