子連れ勤務をして5年の私が、「子連れ会議」について思うこと。

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先日、「議会の場に子連れで行った議員」が話題となりました。
この件に関しては、世間で様々な意見が飛び交いました。

欧州では子連れでの参加も認められているんだし、認めてもいいんじゃないか

赤ちゃんがいれば『早く終わらせよう』と思って逆に効率いいのでは

理解できない。預けて来るべき

周りの迷惑を考えていないし、こども自身も自由になれず、結局自分の都合しか考えていない

まさに賛否両論。
それぞれに理があり、どちらが正しいとも言えない気がします。

今回の件で賛否両論あるということからも、世の中には沢山の意見があり、立場があり、場面があることが分かります。

私は、5年以上前から、会社(広告代理店)で子連れ勤務をしてきました。
現在は上の子は幼稚園に入り、下の子と「子連れフリーランス」として働いています。

そのうえで、私の意見を言わせていただくと

「全面的に『子連れOK』とすべきではない」

と、現時点では思っています。

ここで少し、私の「子連れフリーランス」がどんな感じなのか、お話ししたいと思います。

連れて行くのは「子連れ、いいんじゃない?」と言ってもらえた場。

私の場合、お客様とお会いする際、一回目はこどもを預け、一人で伺います。

何度か打合せを重ねると、お客様の状況や、現場の雰囲気が感じられます。
その中で、私の現状(子連れフリーランス。場合によってはこどもを連れて仕事先にも出向いている)の世間話をする機会に恵まれることもあります。

そのときの反応が「へー、じゃあ一回連れてきたら?」という方であれば、初めて、子連れで伺います。

十人十色の意見があるこの社会で、全員が諸手をあげて認められる場はきわめて稀です。

今回の議員さんの件では、「子連れでの会議を掛け合ったが認めてもらえなかった、だから連れてきた」とのこと。
これは「あえて子連れで行くことで問題提起をする」という意図もあったかと思います。

ただ、もし私なら「掛け合ったが認めてもらえなかった」時点で、そこには「こどもを連れて行かない」と判断したかなと思います。

相手には、相手の立場がある。常に敬意と尊重を忘れない。

時と場合によって、譲り合いと思いやり、相互理解は必要だと思いますが、

「赤ちゃんだから許して」
「こどもだからしょうがないでしょ」

という態度は、見方を変えると、「思いやりの強要」とも言えるかもしれません。
自分を理解してほしいならば、同じだけ、相手のことに想いを馳せる。
お互いの立場を尊重して、認め合う。
そのうえで、一致する点・妥協する点を見つけ、建設的に共存する方法を見つけていくことが大切ではないかと思います。

私は「全面的に子連れOKとすべきではない」と思いますが、一方で「子連れで来てもいい」という場面が増えるといいなとも思います。

それは、子育て世代の人の、新たな選択肢となります。

子連れを選択するもよし、預けてもよし。
場所と時間と人、そしてこどもによって、臨機応変に選択することができるなら、可能性が広がります。

今回の件で、沢山の方が「子連れはありかなしか」という意見を出されています。

それを白黒つけるのではなく

「ありでもいいし、なしでもいい。色んな場面があっていい」

となれば、子連れフリーランスとしては嬉しいなと思います。

 

「今まで考えたことなかったけど、うちは子連れでもいいよね」と考える人が増える。

「業務的に子連れはあり得ないし、もっと預け先をなんとかすべきだよね」と思う人が増える。

「それよりこどもがかわいそうでしょ」と、実はこどものことを第一に考える人だと分かる。

Aの人、Bの人、Cの人もDの人も。
お互いの気持ちを知って、お互いに気持ちよく、仕事や育児ができる。

そんな社会にしていけるといいなと思います。